アクセスカウンター

トップページに戻る

2020年(令和2年)8月5日作成

HDD搭載のノートPCの2台についてSSDに換装できたので備忘録として記録します。

 対処PCと必要機材、作業方法
---------------------------------------------------------------------
 1、ノートPC1台目
   PCの仕様
     DELL Latitude E5520   2011年春発表 法人モデル
     CPU/Intel Core i5-2520M  OS:Windows 10 バージョン1909 Pro 32ビット版    
     メモリ:4GB   HDD:640GB  7200rpm  15.6インチワイド、DVDマルチドライフ    ゙

   PCの状態
     ディスクエラー多発で突然ダウンしブルー画面となる
       停止コード:KMODE EXCEPTION NOT HANDLED (最初の頃)
       停止コード:KERNEL DATA INPAGE ERROR  (以降に日に数回発生)
         HDDのエラーも度々発生。 
         Thunderbird構成ファイルでディスクエラー発生。
         ビルダーのFTPプログラム消失。
     システムイメージ・バックアップは外付けHDDに2年前の夏(2018年8月)分が
     あるのみ。  

   SSD化の手法
     2年前の夏にWindows10の付属ツールで取得していたシステムイメージ
     バックアップをSSDに換装後、「システム修復ディスク」で起動し
     バックアップを復元しました。   
     その後の2年間のアプリ等の差異を手動で設定し直しました。   

   準備機材
     1)SSD:KingSpec製 480GB  (5,500円で入手)  
     2)バックアップソフト:Acronis True Image 2020 
        (DVD版であり、インストールと起動用を兼ねた媒体)
     3)システム修復ディスク(DVD)

 --------------------------------------------------------------------
 2、ノートPC2台目
    PCの仕様
      富士通 LIFEBOOK AH550/5B   2010年9月発表モデル
      CPU/Intel Core i5-560M  OS:Windows 10 バージョン1909 
      Home Premium 32bit版    
      メモリ:4GB   HDD: 640GB  7200rpm  15.6インチワイド、
      Blu-ray Discドライブ   

   PCの状態
     正常に使用中
     システムイメージ・バックアップは外付けHDDに2年前の夏のものがあるのみ
   
   SSD化の手法
     HDD全ての最新のシステムイメージバックアップを専用バックアップソフトで
     外付けHDDに取得し、SSDに換装後、「Acronis ブータブルレスキュー
     メディア」でPCを起動し、バックアップを復元させました。
   
   準備機材
   1)SSD:KingSpec製 256GB (4,500円で入手)
   2)バックアップソフト:Acronis True Image Personal USB版 (2015版と同一)
   3) 起動として、「Acronis ブータブルレスキューメディア」DVD1枚の作製必須 

-----------------------------------------------------------------------
<その他の準備機材>
   1)2.5インチ SATA HDD USB変換 アダプタケーブル 
     (これは購入したSSDの正常性を確認するのみで、データ転送では使用しません)

   2)外付けUSBHDDドライブ・・・イメージバックアップ保管先
      USB2.0仕様のBUFFLO 2TB




 作業手順と注意要点メモ

 1、DELLのノートPCの場合
  1)外付けHDDに存在するイメージバックアップはCドライブのみなので
    DやEドライ分は個々に外付けHDDに退避させておきます。

  2)アプリ等の設定パラメータもメモを取ったり、画像キャプチャで保存します。
    ビルダーの転送設定、監視カメラの設定、ネットワーク設定
    Wi−Fi設定、セキュリティソフト等、2年間に起きた環境周りを保管します。
    メールデータ(ThunderbirdのProfiles データ )
    デスクトップの情報と配置(キャプチャ保存)、ドキュメントなどバックアップ
    できるものは全て外付けHDDに退避します。
 
  3)入手したSSD(480GB)の状態を確認しておきます。
    これには「2.5インチ SATA HDD USB変換 アダプタケーブル」を使用します。
    今回はSSDがGPTだったので、PCに標準搭載の「ディスクの管理」を使い
    MBRに変換し直しました。
   
      スタート→Windows管理ツール→コンピュータの管理→ディスクの管理
      該当SSDを右クリックしてボリュームの削除
      ディスク1を右クリックしてMBRディスクに変換
      ドライブ文字の割り当ては不要!、NTFSでクイックフォーマット実行

  4)パーティションサイズの検討
    HDDからSSD480GBに替えた場合のパーティションサイズは事前に
   目標を立てます。
       HDD       →     SSD
     C:60GB使用/全126GB →117GB
     D:107GB使用/全130GB  →120GB
     E:63GB使用/全164GB    →153GB
     ほかにRECOVERパーティション11GBもあり

  5)PCの裏ブタを開けてHDDをSSDに換装します。
    電源コードやバッテリーは外しておきます。

  6)PCに付いている無線マウスのUSB類は全て外します。
    PCの電源ON。 F12を押してBOOTメニューを表示させます。
    外付けHDDを接続し、システム修復ディスクを装填し、BOOT先を
    DVDドライブに変えて回復メニューの表示を待ちます。
   (2分程かかるので、じっくり待つ!)

    キーボードレイアウトの選択(Microsoft IME)→
    オプションの選択(トラブルシューティング)→ 
    詳細オプション→イメージでシステムを回復 を選択
    システムイメージバックアップの選択(外付けHDDを選ぶ)
    他の復元方法(「ディスクをフォーマットしてパーティションに再分割するに
    レ点を入れます」)   ・・・・・・復元まで約小1時間待ちます。 

  7)SSDからの起動
    BOOT先をSSDにする為、電源ONにしたら、F12をクリックしBOOT先を変えます。

  8)DやEドライブの復元 (まだネット接続はOFFにしておく)
   長時間の復元時間を見越して、画面やスリープ時間を5時間程度に長くしておきます。
    スタート→システム→電源とスリープ
  
    ディスク管理を使って、パーティションサイズを確認し目的パーティションに変更する。
    論理ドライブのボリューム削除し、パーティション分けを行い、クイックフォーマットと
    ドライブ文字の割り付けを行います。
   
    その後、退避した外付けHDDからデータを復元します。 
  
  9) システムの最適化 (ネットをON)
    まず、最初にセキュリティソフトを更新し直します。 ユーザ登録サイトからダウンロード。
    OSがバージョン1709と古いので1909に更新する。 他の更新もすべて行う。
    不要な古いアプリはアンインストールする。 その後、アプリの設定もやり直す。

  10)換装後の立ち上がりスピードの変化
    電源オン→セキュリティソフトがOKになるまでの時間  
     3分半 → 1分半  (約2分短くなりました) 


 -----------------------------------------------------------------

 2、富士通のノートPCの場合
  1)入手したSSD(256GB)を確認します。 デイスクの管理を使用しMBRである事を確認する。
    
  2)パーティションサイズの検討
    HDDからSSD480GBに替えた場合のパーティションサイズは事前に目標を立てます。
      HDD          →    SSD
     C:75.GB使用/全152GB → 130GB
     D:6GB使用/全11GB  → 30GB
     E:7GB/全17GB    →  85GB
     ほかにRECOVERパーティションもあり

  3)バックアックアップソフトをインストールし、ユーザー登録します。
  
  4)バックアックアップソフトを使って内蔵HDD全体のバックアップを行います。
  
  5)PCの裏ブタを開けてHDDをSSDに換装します。
    電源コードやバッテリーは外しておきます。

  6)PCに付いている無線マウス等のUSB類は全て外します。
    PCの電源ON。 F12を押してBOOTメニューを表示させます。
    外付けHDDを接続し、「Acronis ブータブルレスキューメディア」のDVDを
    装填します。
    ソフトの「ツールとユーティリティ」を使って「新しいディスクの追加」(SSD)を
    行います。 MBRレイアウトでディスクを初期化しておきます。

    リカバリウィザードの手順に沿って、進めます。
    (アーカイブの選択→リカバリの方法→リカバリ元→パーティションの設定)
    C/D/Eの個々のパーティションを設定します。
    (今回、ここで失敗、あとでWinows10からパーティション切り直しになった)

    ドライブレターの表記がおかしいので注意。
     C→E、D→F、E→G 
   
  7)データのリカバリを実行
    ・・・・・・復元まで約小1時間待ちます。

  8)SSDからの起動
    BOOT先をSSDにする為、電源ONにしたら、F12をクリックし
   BOOT先を変える。

  9)DやEドライブの復元 (まだネット接続はOFFにしておく)
   長時間の復元時間を見越して、画面やスリープ時間を5時間程度に長くしておきます。
    スタート→システム→電源とスリープ

   このプロセスはパーティションサイズ適正なら不要でした。 
   DとEドライブのデータをCドライブにフォルダを作って退避させます。 
   SSD内なので、100MB/S前後と高速なコピーです。
  
    ディスク管理を使って、パーティションサイズを確認し目的パーティションに変更する。
    論理ドライブのDとEドライブのボリューム削除し、パーティション分けを行い、
    クイックフォーマットとドライブ文字の割り付けを行います。
   
    その後、退避したCドライブからDとEドライブにデータを復元します。 
  
  10) システムの最適化 (ネットをON)
    富士通PCは環境はそのままなので何もありません。

  11)換装後の立ち上がりスピードの変化
     電源オン→セキュリティソフトがOKになるまでの時間  
     2分10秒 → 1分35秒 (約33秒短くなりました) 

 -----------------------------------------------------------------


 後書き 
SSD化によりPCの電源立ち上げのスピードは格段に速くなりました。
それだけではなく、通常の操作もサクサク動くようになりました。
特に、アプリを使った画像編集やデータ編集など従来のHDDへの読み書きが煩雑な作業は軽快になりました。

 今回、HDDエラーになったPCは32ビット機であったために、Windws10付属のバックアップツールによる
システムイメージバックアップは2018年8月以降は取得できていませんでした。

2年前の夏のバージョン1709以降にマイクロソフトは32ビット機の付属ツールを非推奨にして機能不全に陥りました。
この為、以降はサードパーティ製のバックアップソフトを使ってイメージバックアップを取らねばならなくなりました。

もし、64ビット機ならWindows10付属のバックアップツールが利用できるので、別にバックアップソフトの購入も不要です。
SSDを入手し、システム修復ディスクを作れば簡単にSSDに換装が行えると思います。
但し、システム修復ディスクや「ディスク管理」などのツールの操作方法は事前に調べておく必要があります。
間違った操作を行った場合、致命的な事態になるかも知れないからです。

従来のHDDに必要だったデフラグ作業はもう必要ありません。
気になるなら月1回程度でも良いと思います。 数秒で終ります。


 ※このページの情報は個人の備忘録です。 
   安易に真似をなさらないようにお願いします。 
   実行する場合、自己責任でお願います。 当方は責任を負えません。 あしからず。



<参考にしたサイト>
 パーティション方式をGPTからMBRに変換する
https://pc-karuma.net/windows-10-convert-mbr-gpt-disk/

 修復ディスクの作成方法 
https://faq.nec-lavie.jp/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=018652

Windows RE で Bootrec.exe を使用してスタートアップの問題を解決する
(コマンド対応でBOOT破損復活の手助けになります。)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/927392/use-bootrec-exe-in-the-windows-re-to-troubleshoot-startup-issues


Windows10のThunderbirdのデータの保存場所と変更方法をご紹介!
https://aprico-media.com/posts/3884
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Thunderbird\Profile


トップページに戻る