物 置 修 理
2018/3/10〜2019/12/12 (1年と9か月間)
トップページへ戻る
新築一戸建てに入居して20年目を超えた頃の物置の床下の木材腐食の顛末工事の様子です。
自前で1年と9か月かかってしまいました。
その後も通気性確保のため換気扇を2個取りつけるなど行っています。
内容がとてもおぞましいので、あまり書きたくなかったのですが備忘録として書いてみます。
尚、木材防腐剤としてホウ酸化合物の「ティンボア」の粉を使用しました。
購入量は5kgで1万2千円ほどでした。
水に溶かすと無色無臭の透明液体です。
塗ったのが分かるよう青色のブルーレットで着色しました。
濃度は10%〜15%です。
床下に見えない部材(ツーバイ材や床板など)は着色させた防腐剤の塗布です。
屋内から見える部分は透明のまま塗っています。
海外では昔から新築時に上から下まで塗布してるそうです。
近年、日本でも採用されてるようです。
以下の参考サイトを付記しておきます。
◇ボレイト博士がホウ酸についてわかりやすく解説します!
https://borate.jp/borate/borate.php
◇海外では、「木材劣化対策はホウ酸」が当たり前
https://www.meisho.co.jp/me03.htm
![]() |
2018年3月初め この写真が作業を始めるきっかけになった写真です。 我が家の1Fと2Fを結ぶ階段下のスペースは 物置となっており、外側から観音開きで開きます。 その観音開き扉の右側の付け根に 何やら小さな穴が出来ました。 これが発見の第一歩であり 氷山の一角でした。 この下はどうなっていたかと言うと それは酷いものでした。 |
![]() |
扉の真下です。 完全に腐っています。 白蟻ではありません。 木材腐朽菌というもので シイタケ菌と同類です。 |
![]() |
内部の床板を切り取っているところです。 床下はセメント張りしていないので 一面黒カビです。 |
![]() |
物置の隣りの和室(4畳半)の床下確認の 為に通り道を作ります。 |
![]() |
床板を80cm角、切り取りました。 |
![]() |
床下は全面をセメント張りしました。 物置下も含めて張りました。 セメント 20kgx24袋 480kg 通風を良くするために換気扇を3個取り付けました。 これはソーラ換気扇と連動で12Vファンです。 |
![]() |
外から見た物置内部です。 腐った材木を取り出し中です。 床を支えてた2x6材は腐ってます。 1.8mx7本 |
![]() |
2x6の下の大引材(90mm角)はかろうじて 健在でしたが一部は交換要でした。 |
![]() |
表から観音扉の右下です。 腐った2x6の2枚重ねを取ったあとです。 |
![]() |
和室下の物置に近い場所です。 材木に沢山のドリル穴を開けて 防腐剤を注入しておきました。 ファンはソーラー床下換気扇の 拡張ファンです。 |
![]() |
作業開始から1年経過(2019年4月) ブルーに見える部材(2x6の2枚重ね) は防腐処理済みです。 |
![]() |
向こう側は和室です。 ここも腐ってました。 配管(緑色)は2階トイレに伸びてます。 湿気は大敵です。 |
![]() |
中古のスチールドアをカットして 再利用します。 |
![]() |
延々と部材の交換は続きました。 (左側の階段下の大引は後ほど”ひのき材”で交換しました。) |
![]() |
これは準備した新材です。 |
![]() |
表から見て扉の右側です。 縦の部材も部分的に切り取りました。 |
![]() |
表から見て扉の左側です。 ここも縦の部材はも部分的に切り取りました。 |
![]() |
見たとおりの腐食です。 |
![]() |
表から見て扉の右側です。 縦の部材も部分的に交換です。 |
![]() |
表から見て扉の左側です。 縦の部材も部分的に交換です。 |
![]() |
扉の下は木材をやめて、ブロックとセメントにします。 |
![]() |
床板を支える横材です。 防腐剤(ティンボア)+塗装です。 |
![]() |
扉の下です |
![]() |
扉の下に置く水受けで、アルミ板で自作してました。 |
![]() |
外側のサイディング部分で扉の左上です。 白いのはデユポン製の防湿防水シートです。 |
![]() |
通気用の穴開けです。150φ |
![]() |
通気カバーです。 ソーラー連動の100V換気扇です。 |
![]() |
ソーラー連動のリレーユニットです。自作品。 |
![]() |
ドアの周りのサイディングです。 |
![]() |
サイディングの取り付けです |
![]() |
中はまだ床が出来てません。 床下に潜れるよう、網付きの横扉を付けました。 |
![]() |
床を支える部材取り付けです。 |
![]() |
床板が張れました。 12mm厚合板(防腐処理済) |
![]() |
床にクッションシートの貼り付けです。 |
![]() |
内側の石膏ボートを戻しました。 |
![]() |
当初の棚も戻していきます。 |
![]() |
2020年10月 床下換気が不充分のため 床下からの換気扇を追加します。 物置き上部の換気扇と交換です。 物置内喚起用が上部で100φ。 床下換気用が下部で150φとします。 |
![]() |
床下用換気扇です。 |
調湿材(ゼオライト)の散布
2020年10月に床下へ潜って散布しました。
洗面、風呂場、トイレ、通路、リビングの約27平方メートル。
ゼオライト 10kg x 18袋 180kg
防湿シートは使用せずに床下面へ直に散布してます。
トップページへ戻る