2010年11月
最近、ペンキ屋さんから、「屋根の塗装」の、お誘いが多くなってきました。
業者さんとの立ち話では約20万円との事で、「ハイ!お願いします」と言う程、裕福ではありません・・・。

で、自分で塗るしかないと、ペンキや材料を買い込み塗装作業に突入してしまいました。(^_^;)
その作業記録をこのページに記載したいと思います。 
一言で簡単な作業ではありませんでした・・・ ので、参考までに見ていただければ幸いです。

我が家の状況
 ・屋根材
  スレート屋根と言われるそうです。厚さは5mm程度
  「カラーベスト」「コロニアル」といった商品名が馴染みらしいです。
  屋根材の表面を着色している材料が多く、10年以上経つと色落ちが始まり、表面だけを
  塗り直す必要があるそうです。 
  我が家は10年以上経過しており、表面がブツブツの赤茶色(サビ色)になったり、ザラザラしており
  靴で歩くと滑りそうになります。

 ・屋根の傾斜・・・・30度
  これ以上、傾斜してると作業はきついでしょう。

 ・屋根の面積・・・全部で58u
  これは建築図面から計算してみました。東西南北のそれぞれの面があります。
 
作業工程
  以下の順に作業します
   (工程−1)ワイヤーブラシによるケレン作業
     表面の古い塗膜やザラツキを除去します。

   (工程−2)掃除
     掃除機によってケレン作業で出た粉塵を吸い取ります。
     この作業はブラシ作業の翌日に持ち越したりすると夜露で固まり
     吸い取りが難しくなります。
     (プロの業者さんはケレン作業を高圧洗浄で行ないますが、不用意に濡らしたくないし
     機械もありませんので手作業です。。)
    

   (工程−3)下塗り作業
     下塗り用プライマーを刷毛塗りします。 原液を薄めず、そのまま使用します。
     塗装後、4時間以上〜1週間以内に次の上塗りを行います。

   (工程−4)上塗り作業
     上下のスレートが接着しないように刷毛で注意深く塗ります。
     塗料に10〜15%のペイント薄め液を混ぜて使用します。

   (工程−5)縁切り作業
     上下のスレート材の重ね部分が塗料によって接着したままにすると、水はけが悪くなり
     雨漏りや屋根部材が腐ったりする原因になるのでヘラで塗膜をカットします。
     この作業は塗装から3〜4日以上経過してから行います。

作業日数
  作業は5回に分け、通算10日間、38時間を要しました。
これには縁切り作業を含んでいないので、さらに1〜2日追加になる予定です。



  ■右側が下塗り用プライマー
  関西ペイント 商品名:ヤネ強化プライマーEPO 12Kg
  定価1万程度 (6千円でGET)
  特 長
  1)カラースレート屋根の塗り替え用プライマーとして
   適しています。
  2)弱溶剤形なので臭気がマイルドで作業環境に優しく
   旧塗膜を侵しにくいです。
  3)浸透性、屋根材への表面強化性が優れています。
  4)1液型であり、2液型塗料で問題になる残塗料の無駄や
   調合ミスが生じません。
  5)エポキシ樹脂の特性を活かした耐水性の良好な下地層を形成します。
  6)塗装作業性に優れています。
                        (・・・作業後の余り4.1kg)
       
■左側が上塗り塗料
  日本ペイント 商品名:ファインシリコンベスト
  1液ターペン可溶シリコン樹脂屋根塗料 15kg
  定価1.5万程度(1.2万円でGET) カラーはモスグリーン
  耐用年数:7〜10年
                        (・・・作業後の余り6.7kg)
 
上から
 ワイヤブラシ(2本使用しました):ケレン作業用
 真鍮ブラシ:このブラシでは無理でした。
 幅の狭いブラシ:狭い場所用です
 ヘラ:縁切り用です 

 柄の短いワイヤブラシでは手首の疲労が激しいので後で長い棒を取り付けました。
  作業に使用した安全帯、命綱(ナイロンロープ:700kg)、金具など
靴も屋根で滑らないように。 
  右が下塗り用:使い古しの缶を綺麗に掃除して活用しました
左が上塗り用:空の缶を購入しました

屋根の上では両手を自由にする為、それぞれにペンキ缶に紐を結び、首にぶら下げます。 刷毛も紐で結わえて落下に備えます。
  作業に使ったツナギ服です。 ペンキでべたべたです。
 (中古品で700円でGETしたもの) 
   ケレン作業で使った掃除機です。終始、弱運転で、ものの10分で詰まってしまうので頻繁に中のフイルターの粉塵を取り出しながら使いました。
作業を終わって・・・・
 ・スレート屋根の塗装は終わりましたが、まだトタン部分の錆止め作業が残っています。 追々、作業しようと思います。
現在のところ、全費用は3万円弱程度でした。 安く出来ましたが相当の体力が必要でした・・・  (^_^.)
 ・落下防止の安全対策の命綱は欠かせません (~o~) 
 <お勧めリンク>
 はじめての家の外壁塗装
  http://www.tosoushokunin.net/index.html


<追伸>
2011年4月上旬  久々に屋根に登って見ると、以外に塗装面にブツブツが目立ちましたので、
余った上塗り塗料(ファインシリコンベスト)を使って全面に1回塗りました。(作業日数は4日間)

トタン部分の塗装も行いました。 1回目はエポキシ塗料によるサビ止めです(朱色)。
 2回目はアクリルシリコン(艶消し黒色)です。  これで、作業は終わりと言いたいのですが、
「縁切り作業」はまだ終わっていません。


< 2011年(平成23年)5月 外壁塗装を業者さんにお願いして、塗りえ替ました。 (屋根は未着手です) >

それから、3年後・・・
2014年(平成26年)4月〜11月 またまた屋根の再塗装です。 (全面塗装の2回目です)
 塗り替えて、まだ4年しか経ってないのですが、屋根塗料の剥がれが気になり、再度塗ることになりました。
今回は外壁の補修やソーラパネルの台座撤去やケーブル撤収、外壁のケーブル跡補修もあり、6ヶ月の期間となりました。

4月には屋根用塗料を買い込みましたが夏場は塗ることが出来ず、塗装は10月から始めました。

 <下塗り>
 ■日本ペイント ファイン浸透シーラー 2液混合(5:1)透明タイプ ネット \6,500-

 <上塗り>
 ■オリエンタル塗料(株)瓦名人 2液混合(6:1) ネット \8,000-
  瓦屋根専用二液弱溶剤型特殊シリコン樹脂塗料(シーラーレス)
  14Kgset (主剤12Kg・硬化剤 2Kg)

今回は2液混合タイプなので、かなり強力です。 ただ、混合後5時間以内に塗らなければなりません。
色合いは前回の濃い緑から黒銀色(瓦色)になりました。


自分の足が写っています。東面です
以前に下塗りの手抜きをしたため、上塗りがかなり剥げていた部分です。 下塗りは重要です。





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自宅屋根の塗装