中古で入手しましたDC電源の修理です。
入手時点では故障ではありませんでした。
でも、基板に焦げたような箇所も有り、複数の抵抗器は余裕のあるワット数に交換しました。
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入手時の状態です。 経年変化相当の汚れや小傷程度です。 |
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中身は相当の埃でした。 丹念に掃除しました。 |
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パーツを全部取り出して、筐体は艶消し塗装しました。 |
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フロントの文字はマスキングして塗装しておきました。 |
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内部も綺麗になりました。 |
あと書き
完全な回路図が見つからなかったので作成しました。
回路図では出力12Vと書いていますが、実際は13.8Vに調整してあります。
パーツ交換はC3,C6の電解コンデンサ。
それと、発熱気味なR1、R19、R20をパラ抵抗器でワット数に余裕を持たせて交換しました。
出力試験をやってみました。 出力電圧=13.79Vです。
4.4A時に13.74Vに降下、リプル電圧は0.8mV P-Pでした。
5.8A時に13.73Vに降下、リプル電圧は0.9mV P-Pでした。
接続するTS−130V(10W機)の送信時の最大電流は4Aだそうですので充分な性能です。
回路図はクリックすると大きくなります。
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DC電源修理 TRIO PS-20
HF 10W機 13.8V 5A
2021.8.1